極点(読み)キョクテン

精選版 日本国語大辞典 「極点」の意味・読み・例文・類語

きょく‐てん【極点】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 到達し得る究極の点。ゆきづまりのところ。極致。
    1. [初出の実例]「路易(ルイ)十四世の威権までは、王権隆盛の極点に上れり」(出典米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)
    2. 「己れは既に人世の幸福の極点(キョクテン)に達したれば」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴〉二一)
  3. 北極点および南極点。緯度九〇度の地点
    1. [初出の実例]「装備と輸送にさえ万全を尽せば、南極の極点で越冬するのも、なんでもないことなのである」(出典:南極探険(1958)〈浦松佐美太郎〉悲壮なひとりよがり)
  4. きょく(極)(ロ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android