ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スクリボニウス」の意味・わかりやすい解説
スクリボニウス
Scribonius Libo, Lucius
[没]前21以後
古代ローマの政治家。セクスツス・ポンペイウスの義父。ポンペイウス (大ポンペイウス) を支持したが,ユリウス・カエサル,オクタウィアヌス (アウグスツス) とも和を結ぶ。のちにはポンペイウスを離れアントニウス派にまわる。前 34年執政官 (コンスル ) 。
スクリボニウス
Scribonius Largus
[没]50
古代ローマの医者。 43年には皇帝クラウディウス1世の秘書としてブリタニア遠征に参加,G.カリスツスの庇護を受け,その著『処方』 Compositionesを彼に献呈している。
スクリボニウス
Scribonius Libo Drusus,Marcus
[没]16
古代ローマの政治家。ポンペイウス (大ポンペイウス) の子孫。 16年チベリウス帝への反逆罪で裁かれ,裁判中に自殺したが,タキツスは彼が無実であったとしている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報