スタンダード・オイル・オブ・オハイオ(その他表記)Standard Oil Co. of Ohio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

スタンダード・オイル・オブ・オハイオ
Standard Oil Co. of Ohio

アメリカ合衆国の石油会社。1870年創立。その後スタンダード・オイル・グループに吸収されたが,1911年に同グループが反トラスト法(→シャーマン反トラスト法)違反として解体され,石油精製・販売を主力として分離独立。1950年代は関連企業を買収して拡大。1962年チャンピオン・モルデッド・プラスチック,1968年にオールド・ベン・コールをそれぞれ買収して化学,石炭分野へ進出。1970年ブリティシュ・ペトロリアム(→BP)の子会社 BPオイルを合併してアラスカノーススロープ原油天然ガスを確保,原油生産を開始したが,1987年にブリティシュ・ペトロリアムに買収された。

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世界大百科事典(旧版)内のスタンダード・オイル・オブ・オハイオの言及

【石油産業】より


【国際石油産業の沿革】

[起源と展開]
 世界の石油産業の起源は,1859年にアメリカのペンシルベニア州タイタスビルTitusvilleで,石油会社の技師ドレークEdwin Laurentine Drake(1819‐80)が綱式さく井法による石油の生産に成功したことにさかのぼる。しかし70年にJ.D.ロックフェラーがアメリカのクリーブランドにスタンダード・オイル・オブ・オハイオ社Standard Oil Co.of Ohio(〈スタンダード・オイル〉の項参照)を創立したのが,近代産業としての石油産業の始まりといえる。ロックフェラーはわずか10年余りの間にスタンダード・オイル・トラストを結成し,アメリカ全土の石油市場をほとんど独占するに至った。…

※「スタンダード・オイル・オブ・オハイオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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