スターラ・ザゴーラ
Stara Zagora
ブルガリア中部の同名州の州都。スターラ・プラニナ山脈の南麓にあり,ソフィアの東230km。人口14万1484(2005)。ルセ,ブルガス,プロブディフ,ソフィアを結ぶ鉄道の要衝で,空港もある。バラ栽培地帯の中心地で,古くからバラ油が生産されている。繊維,化学肥料,冶金,機械製作,電気,野菜缶詰,ビール,製材,家具の諸工場がある。古い起源をもち,ローマ皇帝トラヤヌスはこの町をアウグスタ・トラヤナAugusta Trajanaと名づけたが,古代末期には一時衰退した。付近には5世紀ころからの遺跡が多く,考古学界の関心を呼んでいる。
執筆者:山本 敏
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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「スターラザゴーラ」の意味・わかりやすい解説
スターラ・ザゴーラ
ブルガリア中央部,スターラ・プラニナ山脈南斜面の都市。タバコ産業の中心地で,化学肥料・機械・食品工業が行われ,バラ油の特産がある。ローマ時代にアウグスタ・トラヤナAugusta Trajanaの名で知られた。13万8272人(2011)。
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