スダレダイ(読み)すだれだい(その他表記)sicklefish

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スダレダイ」の意味・わかりやすい解説

スダレダイ
すだれだい / 簾鯛
sicklefish
[学] Drepane longimana

硬骨魚綱スズキ目スダレダイ科に属する海水魚。九州以南の西太平洋からインド洋にかけての浅海分布。体は菱(ひし)形に近くよく側扁(そくへん)する。体は銀白色で、体側に数条の暗色点列が垂直に走る。下顎(かがく)にひげがあり、胸びれが著しく長いことが特徴。暖海の砂泥底を好み、日本周辺では東シナ海トロールでよく漁獲される。形態的にはチョウチョウウオ科の魚に近い。全長は50センチメートルに達する。煮物焼き物などの食用とされる。

井田 齋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版] 魚 「スダレダイ」の解説

スダレダイ
学名:Drepane longimana

種名 / スダレダイ
目名科名 / スズキ目|スダレダイ科
解説 / 沿岸の浅い所から汽水にすみ、底の小動物を食べます。体はとてもうすく、円ばん状です。
全長 / 40cm
分布 / 九州南部、琉球列島、東シナ海/インド洋~西大平洋

出典 小学館の図鑑NEO[新版] 魚小学館の図鑑NEO[新版] 魚について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む