スティエン族(読み)スティエンぞく(その他表記)Stieng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スティエン族」の意味・わかりやすい解説

スティエン族
スティエンぞく
Stieng

ベトナム南部からカンボジアにかけての山地に住むモイ諸族の一民族で,タルラク高原以南に住む。言語はモン=クメール語族に属する。焼畑で陸稲を栽培し,雨季には毒矢を用いた漁労や狩猟を行う。象をしとめたときは大祭宴を催し,象牙は交易品となる。父系的な親族組織をもつが家族の自律性が高い。家族間の係争は伝統的な村の長老組織によって調停され,罪科は水牛であがなわれる。数年ごとに村単位で多数の水牛の供犠を伴う収穫儀礼を行う。

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