20世紀西洋人名事典 「ステーヴパッスール」の解説
ステーヴ パッスール
Stève Passeur
1899 - 1966
フランスの劇作家。
スダン生まれ。
本名Ėtienne Morin。
1924年「開かれた家」でデビュー後、女性の幻想的な感情の綾を描いた「シュザンヌ」(’29年)で劇作家としての地位を確立。主題の多様性、人物の奇矯さで特色のつかみにくい作家だが、心理分析に優れ、巧妙な筋立てで悲壮感の強い作品が多い。作品は他に「買う女」(’39年)、「偉大な恋に生きよう」(’35年)、「彼女のためなら何でも」(’54年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報