スピール(読み)すぴーる(その他表記)André Spire

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スピール」の意味・わかりやすい解説

スピール
すぴーる
André Spire
(1868―1966)

フランス詩人。フランス東部の富裕なユダヤ人家庭に生まれる。若くして法学博士となり、官吏として優秀な業績をあげるかたわら、ドレフュス事件を初めとするヨーロッパのユダヤ人迫害の風潮に怒り、これと戦うため各種の社会運動に参加。1903年に処女詩集『現在の都市』La Cité présenteを発表して以来、『ユダヤ詩集』(1908)、『ロアール詩編』(1929)など多くの詩集を残した。

稲田三吉

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スピール」の意味・わかりやすい解説

スピール
Spire, André

[生]1868
[没]1966
フランスの詩人。ユダヤ系。アベイ派に属する。詩集『秘密』 Le Secret (1919) ,評論『ユダヤ人と半ユダヤ人』 Quelques juifs et demi-juifs (28) など。

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