スフランツェス(その他表記)Sphrantzēs, Geōrgios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スフランツェス」の意味・わかりやすい解説

スフランツェス
Sphrantzēs, Geōrgios

[生]1401. コンスタンチノープル
[没]1478? コルフ
ビザンチン帝国の文人政治家,歴史家。長らく誤ってフランツェス Phrantzēsと呼ばれた。マヌエル2世 (在位 1391~1425) の秘書官をふりだしにペロポネソス地方長官を務めたあと,中央政府の大臣職に就任。首都コンスタンチノープル陥落後はコルフ (ケルキラ) の修道院に入った (1451) 。2冊の年代記を著わし,その一つ『小年代記』 Chronicon minusは 1413~78年の重要事件を簡潔に記述し,『大年代記』 Chronicon majusは 1258~1478年までを扱った歴史書で,ともにパレオロゴス朝の重要な史料

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む