コルフ(読み)こるふ(英語表記)Hermann August Korff

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コルフ」の意味・わかりやすい解説

コルフ
こるふ
Hermann August Korff
(1882―1963)

ドイツ文学史家。ブレーメンの生まれ。ハイデルベルクボンの大学で哲学およびドイツ語学・文学を学ぶ。1921年フランクフルト大学教授、23年ギーセン大学教授、25年ライプツィヒ大学教授となり、同地で死去。彼の文学史は理念史的方法をとるもので、おもな研究対象はドイツ古典主義とドイツ・ロマン主義。全5巻からなる『ゲーテ時代の精神』(1923~57)が主著

[西潟和宏]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コルフ」の意味・わかりやすい解説

コルフ
Korff, Hermann August

[生]1882.4.3. ブレーメン
[没]1963.7.11. ライプチヒ
ドイツの文学史家。フランクフルト,ライプチヒなどの大学教授を歴任。一般に理念史といわれる立場をとり,『ゲーテ時代の精神』 Geist der Goethezeit (4巻,1923~57) で知られる。ほかに『ファウスト的信念』 Faustischer Glaube (38) など。

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