デジタル大辞泉
「ケルキラ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ケルキラ
Kérkira
ギリシア西部,イオニア諸島北端,ケルキラ島中部東岸にある都市。同島の中心都市で,石鹸,織物などの工業が立地するほか,近年観光業が発達。またケルキラ島の主要港として,オリーブ油,穀類,ワイン,柑橘類などを積み出す。市街はベネチア領時代に建設された旧市街を中心に発展したもので,第2次世界大戦中大きな被害を受けたが,細い迷路状の街路は大部分がそのまま残っており,ベネチア風の邸宅もいくつか保存されている。アテネとは空路で,対岸のイグメニツァとはフェリーで結ばれている。東の,かつて浅瀬を隔てた島であった地には 1550年建設の要塞があり,広い遊歩道によって市街と結ばれている。前 734年コリントが建設した古代都市は現在の市の南方約 3kmの地にあった。 2007年旧市街が世界遺産の文化遺産に登録された。人口3万 6875 (1991推計) 。
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世界大百科事典(旧版)内のケルキラの言及
【イオニア[諸島]】より
…総面積2307km2,人口19万1000(1991)。北からケルキラ(一般に[コルフ]の名で知られる),パクシ,レフカス,[イターキ](古代名イタケー),[ケファリニア],[ザキントス](別名ザンテ),ずっと南に離れてキティラ。どの島も山が多いが,気候は温暖である。…
【コルフ[島]】より
…面積593km2,人口9万7000(1981)。現代ギリシア語の正式名はケルキラ島Nísos Kérkyra。南北に長く,北部には山が多いが,全体に水にめぐまれて豊穣である。…
※「ケルキラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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