共同通信ニュース用語解説 「スペインの政治情勢」の解説
スペインの政治情勢
1939年から続いたフランコ総統による独裁体制が75年に終わり、その後は左派と右派が交互に政権を担ってきた。2018年に穏健左派、社会労働党(PSOE)のサンチェス氏が首相に就任したが、独立運動が活発なバスク地方などに迎合的な政策に国民が反発。23年5月の統一地方選で中道右派、国民党(PP)や極右政党ボックス(VOX)が躍進した。サンチェス氏は「国民の意向を明確にする」として総選挙の前倒しを表明。世論調査で支持率首位のPPはVOXとの協力を進めており、選挙後に連立した場合、フランコ体制後初の極右政党の政権参加となる。(共同)
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報