最新 地学事典 「スミアスライド法」の解説
スミアスライドほう
スミアスライド法
smear slide method
堆積物の構成粒子の相対的な組成や粒度分布を把握し,堆積物名称を決めるための方法。スミアスライドとは,少量の堆積物をスライドガラスに塗りつけて封入し,偏光顕微鏡や生物顕微鏡で観察するためのスライド試料。スミアスライド法は,極少量のサンプルしか必要なく,迅速・簡単・安価な方法で,国際深海科学掘削計画(IODP)で計測スタンダードの一つとされ,堆積物の記載や堆積物名称の決定に必須の作業となる。ただし,この方法は細粒砂〜シルトサイズの粒子の観察に適しており,より粗粒の砂粒子や細粒の粘土粒子の観察には向いていない。
執筆者:池原 研
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

