スミス鉱(読み)スミスこう

最新 地学事典 「スミス鉱」の解説

スミスこう
スミス鉱

smithite

化学組成AgAsS2の鉱物。trechmanniteと多形。スミス鉱は255℃でtrechmanniteに転移する。単斜晶系,空間群C2/c, 格子定数a1.519nm, b0.778, c1.723, β101.2°,単位格子中24分子含む。淡紅色,光に反応して橙赤色,ダイヤモンド光沢,粒状~板状結晶。劈開{100}完全,硬度1.5~2,比重4.88(測定値),4.92(計算値)。方位Y=b, ZΛc=6.5°,2V(-)65°±,屈折率n3.27, ときに多色性を示し,複屈折がきわめて強い。スイス,Binnentalでは閃亜鉛鉱・黄鉄鉱・鶏冠石・雄黄・鉛硫塩鉱物などとともに産出。英国の結晶学者G.F.H.Smith(1872~1953)にちなみ命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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