スムルコフスキー(読み)すむるこふすきー(その他表記)Josef Smrkovský

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スムルコフスキー」の意味・わかりやすい解説

スムルコフスキー
すむるこふすきー
Josef Smrkovský
(1911―1974)

チェコスロバキアの政治家。ボヘミア中部出身。パン職人で、1933年に共産党に加入、当時のソ連で教育を受けた。帰国して党機関で働き、第二次世界大戦勃発(ぼっぱつ)後は対独抵抗運動に参加、1945年5月のプラハ蜂起(ほうき)を指導した。戦後党執行委員になったが、1951年に民族主義者として逮捕され、終身刑を宣告された。1955年に釈放、1963年に名誉回復。1968年の「プラハの春」には党幹部会員、国会議長に就任、改革派の中心人物の1人であったが、8月のソ連軍事介入の際モスクワへ連行された。1969年に主要役職を解任され、1970年に党を除名された。

木戸 蓊]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スムルコフスキー」の意味・わかりやすい解説

スムルコフスキー
Smrkovský, Josef

[生]1911.2.26. ボヘミア,ベレニツェ
[没]1974.1.14. プラハ
チェコスロバキアの政治家。 1933年共産党に入り,第2次世界大戦中政治局員として対独抵抗運動を指導,戦争末期には党責任者となった。戦後 A.ノボトニー政権下で粛清され,51~55年入獄。 63年に名誉回復,67年森林・水資源相。 68年4月に党幹部会員および国民議会議長に就任。自由化を推進し国民の信望を集めたが,チェコ事件後の 69年解任,70年党籍を剥奪された。

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367日誕生日大事典 「スムルコフスキー」の解説

スムルコフスキー

生年月日:1911年2月26日
チェコスロヴァキアの政治家
1974年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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