日本大百科全書(ニッポニカ) 「スメターチェク」の意味・わかりやすい解説 スメターチェクすめたーちぇくVáclav Smetáček(1906―1986) チェコスロバキアの指揮者。ブルノに生まれる。プラハ音楽院でオーボエ、作曲、指揮を、同地のカレル大学で音楽学、美学を学ぶ。1933年哲学博士。初めオーボエ奏者として活躍、プラハ管楽五重奏団、チェコ・フィルハーモニーに所属。34年プラハ放送交響楽団指揮者、43年プラハ交響楽団音楽監督・常任指揮者となる。東欧の作品をおもなレパートリーとし、オーケストラをバランスよく響かせるのを身上とした。61年(昭和36)東京交響楽団に客演のため初来日。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例