ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スラウェシウタラ州」の意味・わかりやすい解説 スラウェシウタラ〔州〕スラウェシウタラSulawesi Utara インドネシア,スラウェシ島北北東部とサンギヘ諸島,タラウド島などを占める州。北はセレベス海,東と南はモルッカ海,西はゴロンタロ州に接する。州都マナド。2000年州のおよそ西半分がゴロンタロ州として分離した。全体に山がちで,ソプタン山やクラバット山(2022m)など多くの活火山がある。海岸低地は狭く,肥沃な土壌で,沖合いにはサンゴ礁が発達している。住民はミナハサ族,ゴロンタロ族,サンギル族など。16世紀のポルトガル人の侵入以降キリスト教化が進み,かなり早い時期からヨーロッパの影響を受けた。肥沃なミナハサ地方にあって,農林業が盛んで,米,コーヒー,サトウキビなどを生産する。林業ではコクタンが有名。鉱業ではニッケルや鉄が採鉱される。マナドを中心に商業,手工業も発達し,食品,飲料,革製品などが製造されるほか,精米などが行なわれる。マナドには国際空港がある。面積 1万3852km2。人口 227万596(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by