サンギヘ諸島(読み)さんぎへしょとう(英語表記)Kepulauau Sangihe

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンギヘ諸島」の意味・わかりやすい解説

サンギヘ諸島
さんぎへしょとう
Kepulauau Sangihe

インドネシアスラウェシ島北東岸沖にある諸島。サンギヘ島を主島としてシアウSiau島、ビアロBiaro島などの島々南北に連なる。西はセレベス海、東はモルッカ海に面する。面積816平方キロメートル、人口約20万。いずれも火山島で、サンギヘ島北部には、1640年以降しばしば噴火し多くの死者を出したアウ火山(1320メートル)がそびえる。土地は肥沃(ひよく)で、コプラ大麻、米などを産する。住民はミナハサ系の人々で、キリスト教徒が多い。中心集落はサンギヘ島のタフナTahuna。

[上野福男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンギヘ諸島」の意味・わかりやすい解説

サンギヘ諸島
サンギヘしょとう
Kepulauan Sangihe

サンギル Sangir諸島ともいう。インドネシア,スラウェシ (セレベス) 島の北東端から北方に連なる火山島群。セレベス海とモルッカ海を分ける。サンギヘ (サンギル) ,シアウ (シアム) ,ビアロなどの島から成る。サンギヘ島のアウ火山 (1850m) は活発な活動で知られる。スラウェシウタラ州に属する。中心町はタフナ。総面積 1056km2。人口は北東方のタラウド島と合せて 23万 8000 (1980) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android