スリナム国民党(読み)スリナムこくみんとう(その他表記)Nationale Partij Suriname

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スリナム国民党」の意味・わかりやすい解説

スリナム国民党
スリナムこくみんとう
Nationale Partij Suriname

略称 NPSスリナムにおける反軍部勢力の中核的な政党。 1946年クレオール系勢力によって結成。オランダからの独立運動の最前線に立ち 75年 11月独立を達成,以後 80年2月のクーデターまで,国民党連盟の中核として政権を維持してきた。 87年9月に採択された新憲法下で行われた 11月の総選挙ではインド系の進歩改革党,クレオール系のスリナム労働党とともに民主開発国民戦線を結成,40議席を獲得し第1党となった。 91年5月の総選挙でも,87年同様反ブテルス勢力が国民戦線を組み 30議席を獲得,大統領にロナルド・フェネティアンが就任し,国民戦線内閣が成立した。フェネティアン政権下で軍部勢力の排除が推し進められたが,96年5月総選挙では過半数割込み,さらに同年9月の大統領選挙でフェネティアンが国民民主党のウェイデンボス副党首に敗れて下野した。

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