ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スンバワ島民」の意味・わかりやすい解説 スンバワ島民スンバワとうみんSumbawan インドネシア南部小スンダ列島,スンバワ島に居住するプロト・マレー人系住民。言語はオーストロネシア語族に属するが,これはさらに東部のビマ語と,西部のスンバワ語 (ササック語に関連する) に分れる。平野部では小規模な水稲耕作がみられるほか,焼畑でトウモロコシ,ココやし,コーヒーなどの栽培が行われている。また,一年を通して雨が少く,客馬車用のスンバワ馬の産地としても知られる。命名法に関して父系的傾向があるが,社会構造は双系を基本とする。婚姻は第3いとこまでの親類のなかから配偶者を選択する比率が全体の 80%を占める。大多数がイスラム教徒であるが,呪医の信仰は存続している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by