スーザフォーン

デジタル大辞泉 「スーザフォーン」の意味・読み・例文・類語

スーザフォーン(sousaphone)

金管楽器の一。スーザが、チューバを改良して作った低音楽器。歩きながら演奏できるように、管を大きく巻いて肩にかけられるようにしてある。

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百科事典マイペディア 「スーザフォーン」の意味・わかりやすい解説

スーザフォーン

金管楽器一種チューバの一種。米国の作曲家J.P.スーザ自らの楽団用に考案したもので,1908年米国の軍楽隊にも公式に採用された。現在の吹奏楽団で使われているのは,大きならっぱが前向きに開いたもので,管が演奏者に巻きついたような形に保持する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スーザフォーン」の意味・わかりやすい解説

スーザフォーン
sousaphone

楽器の種類アメリカのマーチ王 J.P.スーザによって改良されたコントラバスのチューバのこと。軍楽隊やブラスバンドで用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のスーザフォーンの言及

【スーザ】より

…作品には100曲にのぼる行進曲,オペレッタ,舞曲,歌曲などがあるが,その中で名高いのは《星条旗よ永遠なれThe Stars and Stripes Forever》(1897),《ワシントン・ポスト》(1889),《士官候補生》(1890)などの行進曲で,彼は〈行進曲王〉と呼ばれた。なお,スーザフォーンは,彼が自分の楽団のためにチューバを改造したものである。【国安 洋】。…

【チューバ】より

…楽器の基調も何通りかあり,音楽の分野により,また国によってどれを採るか傾向が分かれるが,変ロ調が最も多く,ハ調と変ホ調がこれに次いでいる。管の巻き方を円環状とし,奏者が左肩からたすき掛けにかつぐようにしたヘリコンheliconとか,その開口部を派手に大きく作り,向きを変えられるように作ったスーザフォーンsousaphoneなどもある。管を思いきり太く,開口を前向きに大きく作ったリコーディング・ベースrecording bassは,レコード録音が初歩段階にあった時代に威力を発揮した低音楽器として,今も語り草になっている。…

※「スーザフォーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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