ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スーリヤ寺」の意味・わかりやすい解説 スーリヤ寺スーリヤじSurya Temple インドのコナーラクにある最大級のヒンドゥー教寺院。 13世紀に東ガンジス王朝のナラシンハ・ディバ1世によって建立されたという。本殿と拝殿とが主体をなすが,本殿上にそびえていたシカラ (高塔) は現存しない。拝殿の前面には舞楽殿がある。寺院全体が馬車をかたどっていて,基壇の両側面に各 12個の車輪と7頭の馬が彫られている。ここには太陽神スーリヤが祀られており,これが馬車に乗って天界をめぐるとされる。寺壁を飾るみごとな女性像や男女合歓のミトゥナ像には庶民的な匂いが多分にうかがわれる。 1984年世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by