日本大百科全書(ニッポニカ) 「ズバルバロ」の意味・わかりやすい解説 ズバルバロずばるばろCamillo Sbarbaro(1888―1967) イタリアの詩人。故郷のリグリア地方を舞台にしたその詩は、風光明媚(めいび)なこの地方の華やかな色調をぬぐい去り、あらゆる文飾を排除しながら、なお、深い暗示に富んだ作品が多く、しばしば同郷の詩人モンターレに比される。作品に『ピアニッシモ』(1914、増補版1954)、『残滓(ざんし)』(1954)などがある。ギリシア古典の翻訳も多い。また地衣類の研究家としても名高い。[川名公平] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ズバルバロ」の意味・わかりやすい解説 ズバルバロSbarbaro, Camillo [生]1888.1.12. サンタマルゲリータリグーレ[没]1967.10.30. サボナイタリアの詩人。『ボーチェ』『ラチェルバ』『チルコリ』など,20世紀前半の主要誌に参加して抒情詩を発表。主著『ピアニッシモ』 Pianissimo (1914) ,『シャボン玉』 Bolle di sapone (66) 。ほかにギリシア古典およびフランス文学の翻訳がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by