日本大百科全書(ニッポニカ) 「ずり応力」の意味・わかりやすい解説 ずり応力ずりおうりょく 任意の立方体からなる弾性体を考え、その下面を固定し、上面を下面に平行に変形させたとき、それをずり変形という。そのとき、物体の上下の面には面に平行な反対向きの力が働いている。これをずりの力という。このとき物体の内部にもずりの力が働いている。一般に物体の内部に面を考え、この面の両側が互いに面に平行な力を及ぼし合っているとき、単位面積当りのこの力をずり応力という。[和田八三久・西 敏夫][参照項目] | 応力 | ずり弾性率 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例