普及版 字通 の解説
10画
[字訓] あやまち・わざわい・あやしい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は生(せい)。〔説文〕四上に「目みて翳(かげ)を生ずるなり」とあり、眼のかすむ病をいう。〔左伝、荘二十五年〕に「日の」という語があり、する意。多く災の意に用い、〔書、舜典〕「災は肆赦(ししゃ)す」とは、過失による罪は罰しないことをいう。〔左伝、僖三十三年〕「吾(われ)一を以て大を掩(おほ)はず」とは、小過の故を以て、大徳の人を失ってはならぬの意。原因不明の疾を病という。
[訓義]
1. あやまち、わざわい。
2. あやしい、あやしい病。
3. 目にかげができる、病が目にあらわれる。
4. と通じ、やせる、へる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 アキシヒ・アヤニク・アヤマツ 〔字鏡集〕 アキシヒ・ワザハヒ・アヤマチ・トガ
[熟語]
愆▶・災▶・▶・▶・病▶・目▶・礼▶・▶
[下接語]
・災・祥・大・天・白・目・妖
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報