化学辞典 第2版 「セリンプロテアーゼ」の解説
セリンプロテアーゼ
セリンプロテアーゼ
serine protease
活性中心にアスパラギン酸(D),ヒスチジン(H),セリン(S)を有するタンパク質分解酵素の総称.セリンと反応するジイソプロピルフルオロリン酸(DFP;(C3H7O)2FPO)によって失活することからこの名がついた.活性中心を構成するD,H,Sは立体構造上は近接しているが,一次構造上は離れた位置にある.トリプシン,キモトリプシンなどの消化酵素や,トロンビン,プラスミンなどの血液凝固系酵素の多くはこのカテゴリーに属する.[CAS 37259-58-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報