セルギウス3世(読み)セルギウスさんせい(英語表記)Sergius III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セルギウス3世」の意味・わかりやすい解説

セルギウス3世
セルギウスさんせい
Sergius III

[生]?. ローマ
[没]911.4.14. ローマ
第119代教皇在位 904~911)。ローマ人。897年にステファヌス6世(7世)が殺されたのち教皇に擁立されたが,ヨハネス9世ら反対勢力にローマを追われ,スポレト伯アルベリック1世もとに逃れた。アルベリック1世の援助によってローマに戻り,904年に登位。教皇レオ5世らを絞殺し,反対勢力に対抗して執政官テオフィラクツス一家と結び,その娘マロツィアとの間にのちの教皇ヨハネス11世をもうけたと考えられている。ラテラノ大聖堂を再興

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android