20世紀西洋人名事典 「セルゲーイブルガーコフ」の解説
セルゲーイ ブルガーコフ
Sergey Nikolaevich Bulgakov
1871.7.16 - 1944.7.13
ソ連の神学者,経済学者。
元・パリ聖セールギイ正教神学院教授。
オリョール県リーヴヌィ出身。
別名Sergej Nikolaevič Bulgakov。
1890〜94年モスクワ大学で経済学を学ぶ。1898年ドイツで「資本主義と農業」を発表。帰国後1901年キエフ工科大学経済学教授を務めるが、この間にマルキシズムから自由主義に転向。’04年ベルジャーエフと共に雑誌「新しい道」を刊行。’09年論集「道標」に参加。’10年フローレンスキーと協調して神秘主義哲学に傾き、ソフィア論的基礎づけに努めた。’23年国外追放。’25年以来パリの聖セールギイ正教神学院教義学教授。著書「黄昏ざる光」(’16年)、「哲学の悲劇」(’27年)、「正教」(’65年)等多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報