セレサン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セレサン」の意味・わかりやすい解説

セレサン

酢酸フェニル水銀を主成分とする種子殺菌剤の商品名。塗抹用有機水銀剤で,イネ (いもち病,馬鹿苗病,ごま葉枯病など) ,ムギ (斑葉病,黒穂病など) ,アワ (黒穂病,白髪病) ,ダイズ (紫斑病など) ,アマ (立枯病,炭疽病) ,サツマイモ (黒斑病) などの種子種芋消毒に用いられた。また,消石灰と混合したセレサン石灰はいもち病防除剤として広く用いられたが,水銀毒性のため 1973年に使用禁止になった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む