セン・かたよる・ねじける

普及版 字通 の解説


16画

[字音] セン
[字訓] かたよる・ねじける

[説文解字]

[字形] 形声
声符は僉(せん)。〔説文十下に「(せんぴ)なり。上に利するは佞人なり」とあり、こざかしいねじけ人をいう。〔広雅、釈詁一〕に「強なり」というのは、あながちの意であろう。

[訓義]
1. かたよる、ねじける。
2. へつらう、とりいる、こざかしい。
3. あながちにする、むりじい。

[古辞書の訓]
字鏡集 トトノフ・カタマシ・ヘハ(ツ)ラフ

[熟語]

[下接語]
・凶・険・傲・昏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android