佞人(読み)ネイジン

デジタル大辞泉 「佞人」の意味・読み・例文・類語

ねい‐じん【×佞人】

口先巧みにへつらう、心のよこしまな人。佞者
君側の―ばらが、この陵の一失を取上げて」〈中島敦李陵

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精選版 日本国語大辞典 「佞人」の意味・読み・例文・類語

ねい‐じん【佞人】

  1. 〘 名詞 〙 口先が上手で、心のよこしまな人。邪曲で奸智にたけた人。へつらう人。佞者。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「佞人朝にあれば忠臣のもの進まずと云」(出典:十訓抄(1252)一)
    2. [その他の文献]〔論語‐衛霊公〕

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普及版 字通 「佞人」の読み・字形・画数・意味

【佞人】ねいじん

おもねる人。

字通「佞」の項目を見る

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