普及版 字通 の解説
9画
[字訓] とま・こも・むしろ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は占(せん)。〔説文〕一下に「蓋(おほ)ふなり」とあり、きの意。〔儀礼、既夕礼、記〕に「倚廬(いろ)に居り、に寢(い)ね、塊(つちくれ)を枕とす」とあり、臥席に用いた。わが国で、屋(とまや)とはわび住居をいう。
[訓義]
1. とま、こも、むしろ。
2. おおう、とまや。
3. やぶれる。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 止万(とま)〔名義抄〕 トマ・フク・ユガム 〔立〕 ネムコロ・トマ・フク・フネノトマ
[語系]
sjiam、黏njiamは声近く、かさね合わせて相著く意のある語であろう。
[熟語]
宇▶・塊▶・蓋▶・褐▶・▶・次▶・茨▶・壌▶・席▶・廬▶
[下接語]
蓋・・寝・草・茅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報