法則の辞典 「ゼンフトレーベン効果」の解説 ゼンフトレーベン効果【Senftleben effect】 磁場をかけることによって,気体の輸送係数が変化する現象をいう.変化量はそれほど大きくなく,0.1~1% 程度である.磁場と,分子固有の磁気モーメント(あるいは回転運動に伴って生じる磁気モーメント)との相互作用による.当初は酸素や一酸化窒素などの常磁性分子で認められたが,強い磁場のもとでは通常の気体でも同じ効果が生じることが判明した. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報