ソ・しそ・くさかり・よみがえる

普及版 字通 の解説


20画

[字音]
[字訓] しそ・くさかり・よみがえる

[説文解字]
[金文]
[その他]

[字形] 形声
声符は(そ)。〔説文〕一下に「桂(けいじん)なり」とあり、紫(しそ)の類。息・生の意に用いる。金文に国族の名としてを用い、魚の上部に小さく木を加える形に作る。桂(けいじん)などの刺激で、その生気を保たせるのであろう。

[訓義]
1. しそ、いぬえ、くさ。
2. よみがえる、生きかえる、息づく、さめる。
3. くさかり、たきぎ。
4. と通じ、うとい。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 イヌエ・ヌカエ・ヨミガヘル・イク・サトル・ニル・ヨロコブ・ヲサム・クサカリ・アマシ・サム・ノラエ/水 イヌエ 〔字鏡集〕 サトル・ニル・ヨミガヘル・ツチスリ・ハタ・イク・ヨロコブ・クサカリ・アマシ・タワム・エ・サム・ヌカエ・ヲサム・イヌエ・クサキ

[語系]
・甦saは同声。〔書、仲之誥〕「予が后(きみ)を(ま)つ。后來らば其れらん」、また〔淮南子、時則訓〕「蟄蟲(ちつちゆう)始めて振す」のように、生・寤覚の意に用いる。甦は更生の意による後起の字である。

[熟語]

[下接語]
・紫・樵・来・流

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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