デジタル大辞泉
「そそくれる」の意味・読み・例文・類語
そそく・れる
[動ラ下一][文]そそく・る[ラ下二]
1 機会をのがす。仕損じる。多く動詞の連用形に付いて用いる。…そびれる。「言い―・れる」
「敷居高く、帰り―・れ」〈浮・禁短気・三〉
2 機会をのがしていらいらする。
「妙に―・れた気持で別れて以来の対面だった」〈里見弴・今年竹〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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そそく・れる
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]そそく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 - ① きっかけを失って順調に進まなくなる。機会をのがす。機会をはずす。そこなう。多く動詞の連用形について複合語としても用いる。「言いそそくれる」「ねそそくれる」など。
- [初出の実例]「汝もいきたけれど出そそくれてゐるを」(出典:評判記・色道大鏡(1678)五)
- ② 感情がとげとげしくなって、いらいらする。ささくれる。
- [初出の実例]「あの時妙にそそくれた気持で別れて以来の」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉小さな命)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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