ソファラ(その他表記)Sofala

改訂新版 世界大百科事典 「ソファラ」の意味・わかりやすい解説

ソファラ
Sofala

東アフリカ,モザンビーク中南部,ほぼ南緯20°のプングエ川の河口近くに位置する港町。10~15世紀,インド洋交易の一環として,現在のジンバブウェ共和国南部に栄えたモノモタパ王国に産出する金の積出港として発達した。長いあいだ北方の沿岸都市キルワ支配下にあり,その金はアラビア半島,インド,中国まで運ばれた。16世紀初めからポルトガル支配下に入り,ポルトガルは伝説のモノモタパの金を求めてソファラから内陸部へと進出し,ポルトガル領モザンビークが植民地として成立することになった。しかし金はすでに枯渇し,さらに内陸部はイギリス植民地となって,ソファラは衰退した。
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関連語 日野

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ソファラ」の解説

ソファラ
Sofala

アフリカ東沿岸に点在した交易市のうち最南の一つ。現モザンビークの中南部。10世紀までに内陸産の金などをインド洋世界に積み出した。北方の交易都市キルワが治めていたが,16世紀初めポルトガルの支配に移った。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ソファラ」の解説

ソファラ
Sofala

東アフリカ,モザンビーク中南部の港町
10世紀から15世紀,モノモタパ王国産の金の積み出し港として発展した。16世紀初め,ポルトガルの支配下にはいり,やがてポルトガル領モザンビークが成立した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソファラ」の意味・わかりやすい解説

ソファラ

「ノバソファラ」のページをご覧ください。

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