20世紀西洋人名事典 「ソヴールカンドー」の解説
ソヴール カンドー
Sauvenr Antoine Candau
1897.5.29 - 1955.9.28
フランスのカトリック司祭,宣教師,随筆家。
日仏学院長,聖心女子大学学長。
南フランスのバスク地方出身。
筆名貫道,刈田澄。
パリ外国宣教会に入り、1925年宣教師として来日。カトリック大神学校の初代校長として日本人神父の養成に尽くす。’39年第二次大戦に応召。ヴァティカン日本公使顧問を経て、’48年再来日。流暢な日本語を使い、講演、新聞論説等を通じ日本人に親しまれる。また、東京の真生会館を中心に、多くの若者に宗教的かつ文化的な影響を与える。機知と詩情にあふれる流麗な随筆は有名。著作に「永遠の傑作」、「世界のうらおもて」(’55)など。’55年没。東京・府中のカトリック墓地に埋葬される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報