タイユンシャン山脈(読み)タイユンシャンさんみゃく(その他表記)Daiyun shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイユンシャン山脈」の意味・わかりやすい解説

タイユンシャン(戴雲山)山脈
タイユンシャンさんみゃく
Daiyun shan

中国南東部,フーチエン (福建) 省中部にある北東から南西方向の山脈。北東端をミン (閩) 江,南西部をチン (晋) 江が横断する。北西側はユー (尤) 渓の谷に急速に落込むが,南東側は比較的ゆるやかである。流紋岩,安山岩,花崗岩から成る。主峰は中部のタイユン (戴雲) 山で,標高 1849m。森林におおわれ,林産資源に富む。南端付近には鉄,石炭など鉱物資源が豊富に埋蔵されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android