普及版 字通 「タイ・よなげる・あらう」の読み・字形・画数・意味
6画
[字訓] よなげる・あらう
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 形声
声符は大(たい)。〔説文〕十一上に「淅(せきかん)するなり」とあり、淅字条に「米を(あら)ふなり」、字条に「淅(あら)ふなり」とみえる。〔広雅、釈詁二〕に「洒(あら)ふなり」、〔玉〕に「洗ふなり」とするが、本義はゆりあらう意。また〔広雅、釈水〕に「波なり」の訓がある。泰の隷書の字体に、この形に作るものがある。
[訓義]
1. よなげる、米をあらう、米をとぐ。
2. あらう、そそぐ。
3. なみ、なみだつ。
4. 大と通じ、はなはだ、おごる、たかぶる。
5. 泰と通じ、なめらか、やすらか。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕汰() ユル・ススク・キヨシ・ナミ・タカフ・アラフ・オツ・ユスル・スク 〔字鏡集〕 ユル
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報