タウンスケープ(その他表記)townscape

翻訳|townscape

改訂新版 世界大百科事典 「タウンスケープ」の意味・わかりやすい解説

タウンスケープ
townscape

都市光景または眺望。視覚的,文化的な都市の諸要素から景観をとらえた概念で,おもに建築学,都市工学の分野で用いられる。1880年,風景画landscapeに対比して都市を描いた画題をこう呼んだのが英語の初出。カレンG.Cullenは《タウンスケープ》(1961)の中で,複数の建物,さらに樹木や水,交通,広告物などが集合することによって作り出される三次元の空間構成をタウンスケープと定義づけ,都市景観の構成諸要素を“関係づけて”,視覚的な喜びを実現するための技法を提唱した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 黒川

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android