タガヤサンミナシ(その他表記)Conus textile; textile cone shell; cloth of gold cone shell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タガヤサンミナシ」の意味・わかりやすい解説

タガヤサンミナシ
Conus textile; textile cone shell; cloth of gold cone shell

軟体動物門腹足綱イモガイ科。殻高 12cm,殻径 5.5cm。殻は太い紡錘形で厚質堅固。螺塔は小さい円錐形で,螺層は 11階,殻頂は紅紫色。体層は大きく高く,肩角の下,中央部,下部には黒縁白色三角斑の多い色帯がある。色帯の間は黄褐色の地に黒色の縦帯がある。殻口は狭く長い。内壁は白色。貝食性で,前鰓類の巻貝を襲って歯舌の変化した毒針を数回刺し,餌となる貝の殻口から軟体を引出して 30分ほどで飲み込む。紀伊半島以南,インド洋,太平洋に広く分布し,潮間帯下から水深 50mの砂底や砂礫底にすむ。

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