原子質量単位(読み)げんししつりょうたんい

単位名がわかる辞典「原子質量単位」の解説

げんししつりょうたんい【原子質量単位】

素粒子原子などの質量単位記号は「u」。炭素12の原子1個の質量を12.0として、その12分の1を1uとする。そのは約1.66054×10-27kgに相当する。各原子の質量は、これを基準にした相対値となる。天然に存在する同位体原子質量の値を存在率を使って平均した値を、その原子の原子量といい、酸素の原子量は16.0、窒素は14.0になる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「原子質量単位」の解説

原子質量単位
げんししつりょうたんい
atomic mass unit

原子核物理学で用いられる質量の慣用単位。記号はu。正確には統一原子質量単位と呼ばれ,1uは炭素 12の1原子の質量の 12分の1,つまり近似的に 1.6605402×10-27kg である。 1962年以前は酸素 16の質量の 16分の1を単位とし,記号 amuで表わした。 1amu=1.000318uである。

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化学辞典 第2版「原子質量単位」の解説

原子質量単位
ゲンシシツリョウタンイ
atomic mass unit

質量の単位の一種.記号 u(または amu).12C の原子の質量の12分の1.原子および素粒子の質量を表すのに用いられる.国際単位系(SI単位)の基本単位である kg への換算には,アボガドロ定数の正確さが関係する.

1 u ≈ 1.66054 × 10-27 kg = 931.494 MeV

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精選版 日本国語大辞典「原子質量単位」の解説

げんししつりょう‐たんい ゲンシシツリャウタンヰ【原子質量単位】

〘名〙 原子や原子核の質量を表わす単位。記号u 炭素の同位体12Cの原子の質量の一二分の一に相当する。すなわち近似的に 1.6605655×10-27 キログラムに等しい。物理的原子量単位。amu

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世界大百科事典 第2版「原子質量単位」の解説

げんししつりょうたんい【原子質量単位 atomic mass unit】

質量の単位。原子物理学などで用いられる。近似的に1.66057×10-27kgに等しい。原子量が1であるような仮想の原子1個の質量を意味するが,原子量の基準の定め方に変遷があったため,原子質量単位の実質的な値の解釈はいくとおりかに分かれていた。1960年以後,原子量の表し方は,炭素(原子記号C)の同位体の一つである12Cを基準とする(すなわち12Cの原子量を正確に12とする)方式に統一されたので,原子質量単位も〈12C原子1個の質量の1/12〉と定義されることになった。

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