タナイナ族(読み)タナイナぞく(その他表記)Tanaina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タナイナ族」の意味・わかりやすい解説

タナイナ族
タナイナぞく
Tanaina

アラスカ南部のクック入江付近の海岸地域に住み,アサバスカン語族に属する言語を話すアメリカインディアンの一民族。サケや他の魚介類をとることを生業とするが,毛皮を得るためにクマヤギシカなどの狩猟もする。冬は半地下式の土小屋に住み,夏はサケの薫製場を兼ねた漁場近くの小屋に住む。社会構造は外婚的半族をもついくつかの氏族集団に分れ,貴族と庶民の身分差があり,村には首長がいる。最も重要な儀式ポトラッチには,いくつかの種類が知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のタナイナ族の言及

【アメリカ・インディアン】より


[亜極北文化領域]
 この領域は北方針葉樹林(タイガ)とほぼ一致し,アラスカ内陸のユーコン川,クスコキウム川の中・上流域からカナダ北東部のラブラドルまで広がる。タイガに居住する原住民はタナイナ族,ヘア族,チペワイアン族などのアサバスカ(ナ・デネ)系言語を話すインディアンと,クリー族,ナスカピ族などアルゴンキン系言語を話すインディアンである。 彼らの伝統的な生業活動は狩猟と漁労である。…

※「タナイナ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む