タナゴモドキ(その他表記)Hypseleotris cyprinoides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タナゴモドキ」の意味・わかりやすい解説

タナゴモドキ
Hypseleotris cyprinoides

スズキ目カワアナゴ科の淡水魚。全長 8cmになる。体はやや延長し,側扁する。体形が一見コイ目コイ科のタナゴ類を連想させるので,この名がある。左右腹鰭は離れている。体色は橙色で,体側を黒色縦帯が走る。産卵期の雄では背鰭が黒色化し,縁辺白色。また,雄の背鰭にはほぼ円形の白色斑が散在する。和歌山県,沖縄島西表島,西・南太平洋域などに分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android