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たらちね

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デジタル大辞泉プラスの解説

たらちね

古典落語の演目のひとつ。「たらちめ」とも。上方では「延陽伯」と題する。林家三平が得意とした。オチは地口オチ。主な登場人物は、夫婦者。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

たらちね
たらちね

落語。別名「たらちめ」。上方(かみがた)落語では「延陽伯」(「縁良(えんよ)う掃(は)く」の意)という。大家(おおや)から八五郎に縁談があり、ことばのばかていねいな嫁がきた。名前を尋ねると「みずからことの姓名は、父はもと京都の産にして、姓は安藤、名は慶蔵、字(あざな)を五光と申せしが、わが母33歳のおり、ある夜丹頂(たんちょう)の鶴(つる)を夢みて、わらわをはらめるがゆえ、たらちねの胎内をいでしときは、鶴女(つるじょ)鶴女と申せしが、それは幼名、成長ののち、これを改め、清女(きよじょ)と申しはべるなり」と答えた。翌朝「ああら、わが君、日も東天に出御(しゅつぎょ)ましませば、お起きになって、うがい手水(ちょうず)を使い、神前仏前へ御灯火(みあかし)を供え、ご飯も冷飯(れいはん)に相成りそうらえば、早く召し上がってしかるびょう存じ奉る。恐惶謹言(きょうこうきんげん)」「うふっ。飯を食うのが恐惶謹言なら、酒なら依(よ)って(酔って)くだんのごとしか」。漢語による笑いが多く、落ちもいまではわかりにくくなったが、品格のある楽しい咄(はなし)である。[関山和夫]

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