タルボサウルス(その他表記)Tarbosaurus

精選版 日本国語大辞典 「タルボサウルス」の意味・読み・例文・類語

タルボサウルス

  1. 〘 名詞 〙 ( Tarbosaurus ) 中生代白亜紀後半、アジア大陸にいた二足歩行の肉食恐龍。全長一〇~一二メートル、体高四~五メートル。ゴビ砂漠中心に生息していた。

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改訂新版 世界大百科事典 「タルボサウルス」の意味・わかりやすい解説

タルボサウルス
Tarbosaurus

白亜紀後期にいた二足歩行の肉食性恐竜。爬虫綱双弓亜綱竜盤目の獣脚亜目Theropodaに属する。大きさはティランノサウルスに近く,全長10~12m,高さ4.5~5mほどである。頭は大きく,前後に長く,高い。前後に薄く鋭い歯が生えている。その数は前顎骨に4本,上顎骨に12本,歯骨に15本である。前肢は極度に小さく,どのような役をはたしたのかわからない。後肢はよく発達し強力で,三趾(さんし)性。モンゴルのゴビ砂漠を中心に生活していた。1955年マレーフE.A.Maleevにより命名された。完全に近い骨格はモンゴル,ポーランドソ連などの探検隊が発掘している。ティランノサウルスに似ているといわれていたが,現在別属に分類されている。
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デジタル大辞泉プラス 「タルボサウルス」の解説

タルボサウルス

白亜紀後期に生息した竜盤類獣脚類の肉食恐竜。全長約10メートル。モンゴルで発見された。白亜紀後期のアジアでは最大級の肉食恐竜。

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