顎骨(読み)がくこつ

百科事典マイペディア「顎骨」の解説

顎骨【がくこつ】

脊椎動物のを形成するで,上顎骨下顎骨とがある。ヒトでは,上顎骨は上あごにある1対の骨で,眼窩(がんか)の下壁,骨の鼻腔の入口(梨(り)状口),口蓋(こうがい)の前半を作り,中央部の上顎骨体の中には鼻腔に通ずる上顎洞と呼ぶ空洞がある。下縁には歯槽(しそう)という穴が弓状に並び,その中にそれぞれの歯が植えこまれる。下顎骨は下あごをつくる1個の骨で,中央部の下顎体両側から後上方に下顎枝と呼ぶ突起が出てその上端が側頭骨顎関節をつくる。下顎体の上縁にも歯槽がある。

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精選版 日本国語大辞典「顎骨」の解説

あごた‐ぼね【顎骨】

〘名〙 あごの骨。上あごの骨と下あごの骨。
※浄瑠璃・本朝三国志(1719)三「はっと明たる腮(アゴタ)ぼねくひ違ひてぞ見へにける」

あご‐ぼね【顎骨】

〘名〙 あごの骨。特に、下顎骨(かがくこつ)
※貧しき人々の群(1916)〈宮本百合子〉七「殆んど四角に近いほど顎骨が突出て」

がっ‐こつ ガク‥【顎骨】

〘名〙 あごを構成する骨。上顎骨と下顎骨に分かれる。
解体新書(1774)二「其骨者九矣、一鼻茎骨、二涙骨、三腭骨」

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