最新 地学事典 「タルメージ硬度」の解説
タルメージこうど
タルメージ硬度
Talmage hardness
鉱物の研磨面を針で引っかくことによって,その鉱物の硬軟の程度を調べる搔(そう)傷硬度の一種で,1925年St.B.Talmageが考案した。一定の角度に磨いたダイヤモンド針を特殊な天秤につけ,研磨面上に一定の大きさの線を引かせる。そのときの分銅の目盛により鉱物の硬さを次の7段階に分け,それぞれに標準鉱物を選んだ。すなわち,A.輝銀鉱,B.方鉛鉱,C.黄銅鉱,D.安四面銅鉱,E.紅砒ニッケル鉱,F.磁鉄鉱,G.イルメナイトである。この場合,例えば黄銅鉱とほぼ同じ硬さのときはC,やや硬いときはC+, 逆にやや軟らかいときはC-というように表す。主に不透明鉱物の硬度の表示に用いられている。
執筆者:青木 義和
参照項目:硬度
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

