改訂新版 世界大百科事典 「タンムサーレ」の意味・わかりやすい解説 タンムサーレAnton Hansen Tammsaare生没年:1878-1940 エストニアの作家。ヤルバマーの農家に生まれ,タルトゥ大学を中退後タリンで文筆生活に入った。彼の大河小説《死と正義》5巻(1926-33)はエストニア文学の最高傑作である。ほかに《老人と若者》(1903),《蠅》(1917),《クルボヤの主人》(1922),《ドイツ人を愛した》(1935)などの作品があり,軽妙なリアリズムの手法で人生の苦悩を描いている。執筆者:小泉 保 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by