ダイセル化学工業(読み)ダイセルかがくこうぎょう

百科事典マイペディア 「ダイセル化学工業」の意味・わかりやすい解説

ダイセル化学工業[株]【ダイセルかがくこうぎょう】

準三井系の有機化学メーカー。1908年三井により堺セルロイドが,三菱・岩井商店(現日商岩井)等により日本セルロイド人造絹糸が創業。1919年両社を含めたセルロイド製造8社が合併し,大日本セルロイドとして設立。1979年現社名に改称。酢酸系セルロースと有機合成主体不採算ポリスチレンで事業統合を行い,エアバックを育成。富士写真フイルムは,1934年に写真フイルム部を分離・独立したもの。2011年ダイセルに社名変更。本社大阪府堺市,工場堺,神崎(兵庫)ほか。2011年資本金362億円,2011年3月期売上高3536億円。売上構成(%)は,合成樹脂39,有機合成23,セルロース22,火工品15,その他2。海外売上比率40%。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のダイセル化学工業の言及

【セルロイド】より

…両者とも10年に生産を開始している。19年両者を含め8社が合併し,大日本セルロイド(現,ダイセル化学工業)が設立された。【森川 正信】。…

※「ダイセル化学工業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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